科学技術有効賞 受賞
受賞製品
「磁化率調整ガラスを用いた高分解能NMR測定用ミクロ試料管」
分解能と感度こそミクロ試料管の生命です。分解能を上げるためには、ガラスの磁化率を試料溶媒と一致させる必要があります。測定磁場が高くなるほど磁化率の差はスペクトルに効きます。
ガラスの材質からも、これらの問題を検討してみました。
化学薬品に強く、磁化率が重水と測定限界内で一致した特殊硬質ガラスを、対称形ミクロ試料管に採用しましたので、重水溶液に最高の分解能を発揮します。
検出コイルに近いほど、単位体積当たりの感度は高いことが理論や実験から明らかです。
対称形ミクロ試料管は、単位液量当たりで最高の感度をお約束します。
U.S. Patent No.5, 573, 567 No.5, 831, 434
日本特許 第3347824号
平成21年度日本化学会
科学技術有功賞 受賞
「磁化率調整ガラスを用いた高分解能NMR測定用ミクロ試料管」